『寅さん映画を見て 第二弾』
 BSで「男はつらいよ」の再放送をしているので、週末に寅さんに会えるのが楽しみである。自由気ままな寅さんに妙な親近感を覚える。寅さんは勤務先がなく組織には属さない。上司や部下や同僚もいない。拠り所のないフーテンだというわけで、世間からは浮いている人間の代表ということになる。
 映画では寅さんの性格が災いし、家族に対してついつい言い過ぎてしまっていさかいが起こる。寅さんは自分の理屈に合わない考え方や物事に対してはすぐに怒りだすという短気な面を持ち合わせている。他人から見れば気むずかしいわがまま人間に写るかもしれない。私にも相通じるものがあり、その様は自分を見ているようだと苦笑してしまう。妻も「本当にあなたそっくり」と言って呆れ果てたり、私に反省を促したりする。
 運命学では私は「一白水星」である。一白水星の人は90%の人が賛成しても、納得しなければ妥協しないという面が強くあり、強情型の男性は晩年ますます意気盛んであるという。
 施設長の能力として経営管理力が求められている。介護高齢者を支える施設の長として、改めて法人の理念や目指す目的、経営方針を現場に浸透させるまでの経営の難しさ、責任の重さを痛感している。40年以上も組織の中で働いてきたが、まだまだ未熟さを感じている。施設長としてチームの司令塔にあたる中間管理職を自分の思う経営方向に動かせなくなり、イライラ感が増してきたり怒りっぽくなったりして、自分が限界だと感じた時には、これからの人生を組織や経営にとらわれない「寅さん」のように自由奔放に生きてみたいと思う。